【韓国留学】地方留学のメリット・デメリットは?

 

 

こんにちは、Reeです😃

 

 

私は以前、韓国の地方にある大邱(テグ)大学の語学堂に1年間通っていました。

 

 

慶山北道にあるテグは韓国の5大都市のうちの一つではありますが、テグ大学はテグ市内からバスで1時間はかかる田舎にありました。(正確に言うと、慶山(ギョンサン)市にあります。)

 

 

地方を選択した理由は、費用を安く抑えられたからです(笑)

(たまたま日本で知り合った韓国人の友達がテグ出身だったので知りました笑)

留学エージェントも通さず全部自分で準備しました。

 

 

韓国留学というとソウルが人気だと思いますが、ソウルの語学堂の授業料や生活費はかなり高額です。それに比べて地方での留学は、学校によってはかなり費用を抑えられます。

 

今回は「韓国留学に行ってみたいけど費用を抑えたいな」と考えている方に向けに、地方留学のメリット、デメリットの両方から自身の経験をお伝えできたらなと思います。

 

 

こんな方向け💡
✔なるべく費用を抑えて韓国留学したい
✔地方留学がどんな感じか知りたい
✔地方留学でちゃんと韓国語学べるのかな…と不安な方
 

 

 

 

韓国の地方留学のメリット

 

①授業料・寄宿舎(寮)が比較的安い

 

まず、地方留学の最大のメリットは 留学費用全体の安さ です。

私が留学をしたのは2011年でしたが、当時は社会人になって安月給でも一生懸命貯めたお金、200万円を持って韓国留学に挑みました(笑)

 

もちろん学校や場所、その時の為替レートによって留学費用は変わると思いますが、私が行ったテグ大学語学堂は1年間の授業料と寮費を合わせても100万ぐらいだったかなと思います。私は1人部屋に途中で変更しましたが、2人部屋だと更に寮費は安くなります。※現在は円安なので費用は少し高くなると思います。

 

ソウルの有名大学の語学堂などを見てみると、びっくりするほど料金が高かったのを覚えています。費用が高いほどお金を溜めるのも時間がかかりますし、費用がかかるから長期留学を諦めるということもあるかもしれません。

 

なるべく安い費用で留学に行きたい方は、地方の学校も調べてみるのをおススメします。

 

 

②遊ぶところが少ないので勉強に集中できる

 

どの地方なのか、どの学校かにもよりますが、地方だと周りはソウルのような繁華街は少ないでしょう。私が滞在したデグ大学は本当に田舎だったので、学校前にも少ししかお店がありませんでした(笑)

 

しかしそういう環境は逆手にとれば、 節約にも繋がるし勉強に集中できる環境でもある と言えます。授業は午前中のみでしたが、午後はしっかりと次の日の予習に時間を充てることができました。

 

近場に遊ぶところやお店が多いと、どうしても誘惑が多くなると思います。もちろん遊ぶことも大事ですが、一番の目的は語学上達。周りに誘惑が少ない環境は良いですよ。

 

 

③日本人が少ない

 

この部分は学校によって異なると思いますが、ソウルなどの大都市に比べて間違いなく地方は日本人が少ないでしょう。

 

私が通っていたテグ大学は日本人が全くいない、ということではありませんでしたが、クラスに平均2,3人ぐらいだったと思います。(夏と冬の短期留学期間だけは日本人はかなり多かったです。)

 

ちなみに私個人の話ですが、入学してから2学期目の4級(中級)のクラスはたまたま日本人が0でした。最初は入っていけるか心配でしたが、後で振り返ってみるとこのクラスが一番楽しかったですし、この時から語学力が上がっていってるのも実感しました。日本人がいないクラスに入ったことは、日本人がいなくても自立している実感があり、自信に繋がりました…!

 

このように、日本人が少ないと語学力の面で上達速度が違ってくると思います。日本人がいない方がいい…!という方もいると思うので、事前にそれぞれの学校情報を見ておくと良いですよ。

 

 

④都会より田舎の雰囲気が好きな人には良い

 

また地方の 都会過ぎないのんびりとした環境が好きな人 にはいいかもしれません。

 

日本国内に住んでても"都会にはあまり住みたくない"などありますよね?私はどちらかというとそのタイプで、都会の騒々しさや人の多さ、ビルが立ち並んでいる所にいると疲れてしまいます。

 

韓国留学というとソウルのイメージが多いかもしれませんが、地方だと少しゆったりした雰囲気の中で日々を過ごせるかもしれません。

 

 

⑤ソウルやプサンへの旅行も行きやすい

 

地方に留学していても、都会のソウルやプサンにはすぐ遊びに行けます。韓国にはKTXという鉄道がありますが、 プサンからソウルまでたった2時間半 で行けます。端から端まで2時間半なので、行こうと思えばいつでも行けるのです。

 

私は学期ごとの間の休みの友達とソウルにもプサンにもそれぞれ旅行にも行きました。地方にいても気軽に都会へ遊びに行ける。そう思うと地方留学も良いと思いませんか?

 

 

⑥方言まで学べる

 

また地方留学でお得なのは、その地域の方言まで学べるという点です。

 

もちろん学校では標準語でしっかりと授業を学びますので、地方にいても標準語で話す実力はつきます。地方だとそれプラス、住んでる地域の方言などを先生が簡単に教えてくれたりして面白いです(笑)

 

私がいた慶山北道は慶山道なまりというのがあります。プサンなどの地域と同じような方言で、日本で言う関西弁みたいなものです。「어서오세요(オソオセヨ)」が「어서오이소(オソオイソ)」となったり、語尾である「~아니에요(~アニエヨ)?」が「~아이가(~アイガ)?」となったりします(笑)

 

この慶山道なまりは 韓国ドラマやバラエティでもよく出てきます ので、理解できるととても面白いですよ。そして自分もいつの間にかその方言の抑揚がついてたりして、人とは違った特別な韓国語を身につけれるかもしれません♬

 

 

韓国の地方留学のデメリット

 

①近くに遊べるところが少ない

 

次は地方留学のデメリットになりますが、やはりおしゃれな都会の雰囲気を堪能したい方は向かないかもしれません。

 

ソウルなどの大都市は、観光地やオシャレなお店などがたくさんあり、楽しむ場所がたくさんあると思います。

 

ちょっと高いお金出してでも、大都市に住んでみたい!という方はソウル近郊がいいでしょう。

 

 

②場所によっては移動や買い物が不便

 

また地方は移動手段が都会に比べて不便になります。

私がいたテグ大学は、もちろん近くに小さなマートなどもあったのですが、有名な大きなマートに行くまでにバスで30分ぐらいかかっていました。

 

また日本みたいに電車がないんですよね。韓国の交通手段はバスか地下鉄です。

場所にも寄りますが、最寄りの地下鉄までにバスで移動して行かなければならない所もあると思います。

 

慣れれば大丈夫なんですが、交通の面で不便を感じたくない方は都会の方がいいかもしれません。

 

 

④がっつり標準語に囲まれたい人には向かない

 

先ほどメリットで方言が学べることを述べましたが、がっつり完全に標準語に囲まれた語学生活を送りたい方には地方留学は向かないと思います。

 

もちろん地方留学でも標準語は身につきます。ドラマの中で使っている標準語も普通に理解できるようになります。

 

ただ学校の外を出ると、全部の飲食店ではありませんが、年配の方が経営している食堂やお店などでは方言を使う所はたくさんあります。なので聞き取れないこともありました。(しかし聞き取れない場合は、聞き返せばちゃんと標準語で話してくれる笑。)

 

なので、全ての環境を標準語にしたい、という方は断然ソウル近郊の方が良いと思います。

 

 

まとめ

 

私自身の地方留学経験から、地方留学のメリット・デメリットをお伝えさせて頂きました。

 

語学留学の目的は、どこの地域にいても韓国語を学ぶというのが一番だと思います。しかし、それ以外の小さな理想であったり目的は人それぞれですよね。是非自分に合った留学を叶えてほしいと思います✨

 

もし地域にこだわりがなく、費用を抑えて留学したいという方は、是非地方での留学もご検討して見て下さいね♬

 

 

<おまけ>

💡Reeの1年間の大邱(テグ)語学留学のあれこれ💡

・準備費用200万円(2011年当時)

・エージェントなし

・語学堂は中級からスタートし、上級まで行って卒業

・TOPIK6級取得済み

・韓ドラで慶山道なまりが出てくると真似してしまう…親近感が(笑)